 |
| ユダヤ人のブナの木【文庫・赤】 |
| ドロステ・ヒュルスホフ 番匠谷英一/岩波文庫(岩波書店)/1986年6版発行/\600 |
| パラフィンカバーあり。 帯あり。 傷みあり。 状態並。 | |
 |
亡命先のイギリスから故国の友人にあてた所管形式のこの作品は、イギリスにおける信教の自由・民主的な議会政治への賛美に始まり、哲学、科学、文芸などの考察を通して仏旧体制の愚昧と迷妄を痛烈に批判。 啓蒙運動の引き金となった思想文学的記念碑で、生涯半協会・半封建主義の立場を貫いた筆者の初期の代表作。 【仏文学】 |
 |
男が戦争を終わらせるだけの能力がないのに愛想を尽かした女主人公リューシストラテーは、アテーナイの女たちをアクロポリスに立てこもらせ、市民が和議を結ぶまでは男と床を共にしないと誓わせる。 女たちの男に対するセックス・ストライキは公を奏して、遂に和平が実現する。 滑稽な中に作者の真剣な平和への熱望が溢れている。
【・ギリシア・ラテン文学】 |
 |
才気煥撥な下男が大活躍の芝居である。 れいによってけちで横暴な親爺に苦しめられる青年が、下男スカパンの手練手管にたすけられ、ジプシー女との恋を成就する。と、実はこのジプシー女は親爺が息子の嫁にしようとしていた素性正しい娘であったことがわかり、スカパンの計略は徒労に帰する。 1671年。
【仏文学】 |
 |
医者や薬剤師の食い物にされ、自分は重病だと堅く信じ込んでいる男。彼の財産を狙って手管を弄する後妻や医者たち、そして見事な手腕で悠々とこの家の危機を救う女中。 いわゆる「医者物」喜劇の一つで、揺きもおおく、見て面白い点では屈指の作品。 風刺もまた鋭く新鮮で、300年も昔の作品とは思えない。 1673年初演。
【仏文学・戯曲】 |
 |
| 闇の奥 【文庫・赤】 |
| コンラッド 中野好夫/岩波文庫(岩波書店)/1983年重版発行/\450 |
| パラフィンカバーなし。 傷みあり。 状態並。 | アフリカの奥地に象牙採集をする人々の上に起こった事件を作者自身の体験に基づいて書いた作品。 『颱風』『青春』と共にコンラッドの単中篇の代表作であるが、作品の芸術的根強さにおいて、他の2つを凌ぐ。ココには作者の原子に対する脅威と文明に対する呪詛とが熱病のような激しさで表されている。
【英文学】 |
 |
ソポクレースの悲劇三部作の一つ。 テーパいの王オイディプス一家にまつわる悲惨な運命を描く。 筋としては『オイディプス王』につづくもので、王女アンティゴネーは、王位を襲う兄弟の抗争に巻き込まれ、彼ら兄弟が互いに刺し違えて死んだあと、禁じられていたその埋葬の儀を行うとして、王位に登った叔父クレオンの怒りに触れて死ぬ。
【・ギリシア・ラテン文学】 |
 |
オイディプスが専横殺害犯人の探索を激しい呪いの言葉と共に命ずる発端から真実発見の破局へと全てを集中させてゆく劇的帰省の緊密さや、発端の地震に満ちた誇り高い王オイディプスと運命に打ちひしがれた弱い人間オイディプスとの鮮やかな対比は誠に見事で、作者の天才が十分に発揮されている。 ギリシア悲劇の最高傑作。
【・ギリシア・ラテン文学】 |
 |
『オイディプス王』出羽が目を潰したオイディプスの、その後の放浪の旅と父子の葛藤、紙との和解を描く。 人間の行動の正邪や、努力と無関係に行われる神々の意志、人知尽力を超えた恐るべき運命に対し、屈伏することなく己の道を歩むオイディプスのこの悲劇は、運命の底知れぬ恐ろしさと、人間の強さを考えさせずにはおかない。
【ギリシア・ラテン文学】 |
 |
| 葦と泥 パレンシア物語【文庫・赤】 |
| ブラスコ・イパニュス 高橋正武/岩波文庫(岩波書店)/1978年改訳初版発行/\380 |
| パラフィンカバーなし。 帯あり。 傷みあり。 状態並。 | |